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写真展開催「アグネス大使 シリア周辺国訪問〜シリア難民の子どもたちを”失われた世代”にしないために」

2017年11月8日

レバノンのデルハミエ非公式テント居住区にて (C)日本ユニセフ協会/2017/S.Taura

レバノンのデルハミエ非公式テント居住区にて (C)日本ユニセフ協会/2017/S.Taura

シリアは、内戦が始まる前、ほぼすべての子どもが義務教育を享受。乳幼児死亡率は世界 195 カ国中 115 位で、乳幼児の予防接種率も 80-90%と、日本と比べても非常に高い水準を達成していました。しかし、6 年にわたる内戦は、国中に整備された社会的サービス網を完全に破壊。以前は全国民の9割が使えていた安全な飲料水の確保もままならず、衛生環境も急激に悪化し、子どもや妊産婦、乳幼児を抱える母親の急性栄養不良も報告されるようになりました。

シリア国内や周辺国に逃れて支援を必要としている子どもは800 万人以上。二度と取り戻すことができない「子ども時代」を奪われています。シリアの内戦を逃れても、子どもたちに安全や安心が保障されているわけではありません。様々な理由からひとりで国を逃れる子、親や保護者と離ればなれになったり、行方不明になる子も少なくありません。不衛生な環境の中、心身両面の健康が蝕まれます。法的身分が確保されないため、犯罪者のような扱いを受けたり、虐待や搾取、人身売買のリスクにも晒されます。シリアを逃れた子ども(5−17 歳)の半数以上は学校に通っていません。

一方、難民を受け入れている周辺国も、大きな苦境に立たされています。世界最大規模のザータリキャンプを擁するヨルダンは約 66 万人(33 万 6,000 人が子ども)、レバノンは約 101 万人(55万 4,000 人が子ども)、そして最大のシリア難民受入国となっているトルコは約 299 万人(133 万人が子ども)ものシリア難民を抱えています。現在、トルコは世界最大の難民受け入れ国。ヨルダンは人口の約 8.7%、レバノンは人口の 5 人に1人にものぼる数の難民を受け入れています。
(数字はいずれも 2017 年 6 月現在)

2017年4月、アグネス・チャン ユニセフ・アジア親善大使は、難民キャンプでの支援に留まらず、地元の学校での受け入れなどを含めた持続可能な教育支援体制の構築など、周辺国の地元政府やユニセフによる「失われた世代」を作らないための取り組みを取材しました。その報告写真展を開催します。


日時 11月13日(月)から11月18日(土)まで 
   10:00〜17:00(最終日14時終了)

会場 みやぎ生協文化会館ウィズ 2Fギャラリー
    仙台市泉区八乙女4-2-2  地下鉄八乙女駅下車徒歩15分
 
ご自由にごらんください